アップル終了?米著名投資家アイカーンが株全放出!!中国政府が動いた!?
アメリカで最も有名な投資家の一人であ
る、カール・アイカーン氏が28日、イン
タビューで「アップル株を手放した」と
発言しました。
このインタビューの後、アップル株は前
日比3%の大暴落、そして米株指標のダウ
工業株30種平均が200ドル超の下げ幅とな
りました。
さて、ではなぜアイカーンはアップル株を
手放したのか。
今後アップルはどうなると見ているのか。
まとめてみました。
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中国市場
中国政府が国内での外国企業への規制強化
に乗り出したことでアップルの中国市場で
の業績に翳りが出ると見ています。
1~3月期決算では、中国市場(香港・台湾
を含む)での売上高がアップル社全体の約
4分の1を占めており、iPhone本体の販売が
が不調の中、中国での利用者拡大を目指し
ていました。
中国政府が規制しているのは外国企業だけ
でなく、インターネットサービスにもその
牙を剥いています。
アップル社は中国にとって外国企業であり、
なおかつインターネットサービス業でもあ
るため、厳しい状況になることでしょう。
投資家カール・アイカーンとアップル
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2013年、アップル社の株を大量保有してい
ることをツイッターで発言した後、アップ
ル社の株価が5%上昇し、時価総額2兆円以上
の増加となり話題になりました。
アップル社は過小評価されているとも発言
しており、非常に高く評価していたようで
す。
2014年にも5億ドル相当の買い増しをして
おり、一時40億ドル強を投資していました。
ちなみに、この買い増し時は前日の引け後
決算発表で下方修正を行ったこともあり、
8%近く下落していました。
そして、一転
2015年末には約700万株を売却。
保有株式数4580万としましたが、それでも
金額にすると48億ドル相当と、かなりの額
を保有していました。
そして今年、2016年2月に全放出。
中国の規制によりアップル社に見切りをつ
けたことになります。
日本でのアップル
日本でのiPhoneのシェア率は2016年1月に
ついに50%を超え、アップル社単独過半数
となりました。
ですが、iPhone6sの売り上げは15%減とな
る等、不調の様子。
シェアは増えたものの売り上げは減?
このカラクリを調査してみたところ、スマ
ホそのものが十分に行き渡り、新規で購入
する人が減ったことが原因のようでした。
さらには1円スマホに代表される各種キャッ
シュバックのサービスが規制されたことに
よる機種変更やキャリア変更がなくなった
こともスマホ全体の売り上げ減に繋がって
いるのかもしれません。
まとめ
現時点では中国でのiPhoneの売り上げは、
日本国内での販売実績よりも規模が大き
くなり、中国国内での販売は世界2位の
シェア率となっているそうです。
今後の中国政府による規制がどの程度の
ものなのか。
アイカーン氏の全放出の決断は果たして
正しかったのか。
興味は尽きません。