曜変天目茶碗がなんでも鑑定団で発見される!世界4つ目の国宝レベルのお宝の値段はいかに?

   

なにやら、曜変天目茶碗という難しい名前の茶碗が、ネット上で話題になっているようです。

 

どうやら、なんでも鑑定団史上始まって以来の究極のお宝が発見されたのだとか…。

 

どんな値段がつくんでしょうか…。

 

 

ということで、曜変天目茶碗とお宝鑑定団について調べてみました!

 

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超貴重!現在世界に3つしか無いお宝「曜変天目茶碗」とは?

 

天目茶碗とは、天目釉と呼ばれる

鉄釉をかけて焼かれた陶器製の

茶碗のことを指します。

 

天目茶碗は、いくつかの種類に

分類されるのですが、その中でも

 

曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)

は究極の最上級の品と言われています。

 

時の権力者が代々所有するなど

歴史やゲームなどにもその名前が

登場するレベルの、人類史上

至宝の茶碗の一つと言えるでしょう。

 

 

いつ、どこで作られた?

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その歴史は古く、作られたのは南宋時代(1127年~1279年)の僅かな一時期とされています。

 

場所は、現在の中国福建省のある場所に存在していた、建窯でごくわずかな数だけ作られました。

 

そして、それ以降二度と作られることはなかったそうです。

 

 

現時点において、つくられた中国にすら曜変天目茶碗は存在しておらず、日本にある3つが確認されている全てと言われていました。

 

 

名前の由来

 

作られたのは中国ですが、「曜変」という言葉は日本で考えられたものです。

同じく「天目」も日本由来の言葉ですね。

 

ですので、中国の文献には登場しませんが、日本で最初に曜変という言葉が使われた最も古い文献は室町時代の「能阿相伝集」とされています。

 

すでに、室町時代から、曜変天目茶碗は最上級の茶碗とされていたことが確認されています。

 

 

曜変という名前は、元々「窯変、容変」という言葉で、予期しなかった焼き上がりの変化というような意味となっています。

 

つまり、狙って作られたわけではなく、偶然生まれてしまった、というような意味合いがあるといえます。

 

しかしその結果、内側に七色の虹の輝きが、星空のように広がっているという景色をその茶碗に湛えることとなったのでしょう。

 

 

現存する3つは全て国宝

 

現在、3つの曜変天目茶碗が、全て日本の美術館などに存在しています。

 

それは全て国宝に指定されており、それが確認されている世界の曜変天目茶碗の全部です。

 

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静嘉堂文庫所蔵

東京世田谷区にある美術館、静嘉堂文庫にある曜変天目茶碗は、現存しているものの中でも最高傑作とされています。

歴代、徳川将軍家の持ち物で、徳川家光が春日の局に贈り、その子孫の稲葉家に渡ったことから、稲葉天目と呼ばれています。

 

藤田美術館所蔵

水戸徳川家に伝わっていたもので、現在は大阪市都島区にある藤田美術館で所蔵されています。

 

大徳寺龍光院蔵

京都にある大徳寺龍光院蔵に伝わる一品は、筑前黒田家の菩提寺、大徳寺塔頭龍光院に伝わったもので、こちらだけは美術館などではないため、通常は目にすることが出来ません。大きな美術展などで所蔵品がお披露目されるなどが無ければ、残念ながら拝見することが出来ないようです。

 

MIHO MUSEUM所蔵

実は、もうひとつ曜変天目茶碗とされる茶碗が存在していますが、こちらは曜変天目茶碗かどうかの議論が分かれているために、数に入れることと入れないことがあります。こちらが曜変天目茶碗ならば現存するものは4つと言えます。

こちらの美術館は滋賀県甲賀市信楽町にあり、この品だけは国宝ではなく重要文化財となっています。

この曜変天目茶碗は、加賀藩主前田家に伝わっていたもので、あの前田慶次なども使っていたのかな、などと想像すると楽しいですね。

 

織田信長も愛用していた

 

曜変天目茶碗は織田信長も愛用していて、肌身離さず持ち歩いていたと言われています。その結果、本能寺の変で消失してしまったんですけどね…。

 

この時失われた曜変天目茶碗は、天下随一の品とされるような傑作だったそうで、足利義政から伝わった、時の権力者が持っていたものとされています。

 

ドラマがありますね。

 

 

なんでも鑑定団の過去最高値段の記録とは?

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すでに放送開始から22年が経過し、その間に様々なお宝が鑑定されてきました。

 

その中で最高金額のものは、何と5億円です!

 

ベスト10までを並べますとこのようになります。

 

1位 柿右衛門様式の壺

5億円

 

 

2位 世界のポスター122点総額

3億5000万円

 

 

3位 マリリン・モンロー「七年目の浮気」衣装

2億円

 

 

3位 古代中国の青銅器

2億円

 

 

5位 西洋アンティーク各種

1億9400万

 

 

6位 七宝焼の香炉

1億8000万

 

 

7位 宮沢賢治の手紙

1億8000万

 

 

8位 虎の彫刻・ヒスイの彫刻・馬101頭の彫刻

1億5000万

 

 

8位 イエローダイヤモンド

1億5000万

 

 

9位 ロールスロイスファントムCI

1億3000万

 

 

9位 アポロ17号ロン・エヴァンスの船内服

1億3000万

 

 

すごいですね(笑)

さすが22年の歴史です、1億円超えがズラリとなっています!

 

 

今回いくらの値段がつくのか?

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過去最高が5億円という凄まじい数字なのですが、番組の宣伝からすると、それを超えてもおかしくないようなふれこみですよね…。

 

いったいいくらくらいの金額がつくのでしょうか?

 

ものすごく楽しみです!

 

 

危惧するのは、すごすぎてプライスレス!みたいな流れに鳴らないかということですが、ぜひそういうことはやめていただいて、しっかりと金額で我々を驚かせていただきたいものです(笑)

 

放送は12月20日、テレビ東京系で午後8時54分から!

 

 

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